子供部屋で死ぬと決めた男。

父、死別した母、私、妹。実家暮らしの私は子供部屋で死ぬことを決めました。

大腸炎再発記念!!!大腸炎回顧録

 

今年の6月末の日曜日の夜、「ああもうまた月曜日が来てしまう仕事行かななー」と考えながら寝る前にトイレでうんこをしました。するとどうでしょう、便器が真っ赤に染まりました。血が苦手な私は顔面蒼白、へたり込んで動けなくなりました。15分ほど動けずようやく寝床に戻った私は次の日午前遅刻して病院にいってから仕事に行くことを決意しました。

翌月曜日朝、職場に遅刻することを伝えかかりつけに行くとなんと自分が思っていたより状況は深刻だったらしくかかりつけは診るまでもなく市民病院の紹介状を持たせ今すぐ行けとの指示。これで1日潰れることを覚悟することになりました。

 

市民病院にはこれまでもお世話になっています。母の看取り、顔面神経麻痺とここまで大事を予想していなかったのでこの市民病院の風景は曇り空も伴ってすごく重苦しく感じたことを覚えています。

 

医者に今の病状を伝え朝の段階でも出血していること、ケツに痛みがないことから痔ではないのではと伝え患部のチェック、つまり触診です。「ああ、またこいつ病院で脱いでる、触られてる。今度はケツの穴に指を突っ込まれます。」そんなことを考えました。自分はそういう性癖は持ち合わせていないのでただただ最悪です。ここ重要。「無」を感じながらなんとかやり過ごします。

その結果腸の内部も詳しく見たいとのことで内視鏡検査をすることになりました。

あとで会計するときにとんでもなくビビったんだけど内視鏡保険適応で25000円近く取られたんだが、実は10割取られてるんじゃねーかとすごく疑心暗鬼になりました。高すぎて高杉晋作になったわ。

じゃあ、内視鏡するからといってすぐに内視鏡はできません。普通は前日とかは何も食べず腸の中を空っぽにした状態で行うのが普通です。では、私はどうでしょう。前日夜をしっかり食べてしまっています。そんな緊急な人に待ち受けるのは「浣腸」です。しかも「イチジク浣腸」みたいなちっこいやつじゃなくてもう普通に点滴やんけみたいなドデカい「浣腸」が私には用意され点滴もぶっ刺されました。病院にやってきたときは普通だったのに1時間でベッドに寝かされ点滴を受けている図式が完成したわけです。こんなはずじゃなかった。

 

また「浣腸」キッツイんだなこれ、、、おかげさまで今まで便秘に悩まされ「浣腸」を使うことが今までなかった私にとってあのデッカイ「浣腸」は本当に我慢できなかった。おばさん看護師にケツを弄られ冷たい「浣腸」を注入されます。しばらくすると腹がグルグルしはじめますが、「5分ほど待て」と指示を受けるためこのグルグルと付き合わされることになります。GOの指示がかかりダッシュでトイレに駆け込みたいですがもうペンギンのような歩みでしか動くことができません。1度目の時点でかなり出たので「浣腸」の威力てすげえわ。しかし医者も看護師も鬼なので1度では許してはくれません。2度、3度と何度も注入されてはトイレに行くを繰り返すわけなんですが何故「患者とスタッフのトイレを一緒にした」、「何故空かない」、、、よちよち歩きでなんとかたどり着いたトイレが中入ってると本当に絶望する(した)(なんなら少し漏れた)(尊厳を失いました。)

 

この地獄を2時間近く繰り返し体力的にも精神的にもボロボロ、車を普通に運転してきた私は検査室に車椅子で運び込まれるまでにはボロボロになりました。(だから点滴が必要だったんですね)

 

内視鏡検査もまた非常に苦しく、私は自分のケツの中から異物を挿入されるような経験はないので苦しくかった。(苦しい苦しいばっかり書いてるけど本当に苦しかったんだから許してくれ)

 

中に運び込まれた私は専用のベッドに寝かされました。頭上にはモニターがあり内視鏡技師の医者と看護師はこれを見ながら作業をするわけですね。そしてこれは私も見ることができなんなら医者はこの映像を私と一緒に共有してこようとしてくるわけです。そんな余裕あるわけない。私は涙を流しながらベッドの上をのたうち回り、呻き声をあげることしかできません。高校大学を立派に卒業し社会人になった私は無力にもベッドの上で看護師に頭を撫でられながら「もう少しですよ、もう少しですよ。」と励まされる始末。書いててみっともないし情けないったらありゃしない。

 

検査をする際車椅子で運び込まれた私は検査終了の時点でもう座ることもままならず、ストレッチャーで運び出されました。もうボロボロを通り越して人間の形をした残骸でしかありませんでした。

 

その後は点滴がなくなるまでベッドで待機、結果は次の週に出るので無くなったら帰っていいよとなりました。

 

病名は「急性大腸炎私の場合は完全にストレスに起因していると思われます。医者からは当然「アルコール」の禁止を言い渡されるのですがこれはまだ我慢できた。問題は「コーヒー」と「辛い物」です。どうして私の好物をピンポイントで禁止してくるんでしょうか。「コーヒー」については血液に対して悪影響があるとのこと、「辛い物」はまぁ、刺激物が腸によくないのは説明されずとも想像つくんですけどね。

 

この大腸炎が仕事を止めることになってしまった大きな原因の一つであることは間違いありませんでした。皆さんも健康には気を付けましょう。

 

そして私はケツに物を突っ込まれて快楽を感じる人を一生理解できないでしょう。